スポーツトレーナーになるには?

スポーツトレーナーを目指す高校生・社会人の進学を応援するブログです!

【14】スポーツリハビリトレーナー スポーツトレーナーの種類④

①スポーツリハビリトレーナーについて

スポーツトレーナーの中には、スポーツでケガをした選手へリハビリを行うトレーナーがいます。そのようなトレーナーをスポーツリハビリトレーナーといいます。スポーツリハビリトレーナーはリハビリテーションの専門職なので、理学療法士などの資格を取ることが必要となります。このコラム内でも理学療法士の資格について説明しています。

②スポーツリハビリトレーナーの仕事

資格 仕事 取得年数
・※特定の資格はないがリハビリを行うので理学療法士などあると良い ・リハビリトレーニング実務
・リハビリプログラム作成
・コンディショニングなどの指導
・資格の取得の有無などにより異なる。
理学療法士を取得する場合には学校に3年以上通う必要がある。
スポーツリハビリトレーナーはスポーツの試合で発生したケガにすぐに対応する事より、 ケガの処置が一通り完了した段階で対応にあたる事が多いといえます。スポーツリハビリトレーナーの仕事は選手やチームの要望を聞きながら、リハビリのプログラムを進めていきます。リハビリのプログラムは作成にあたり、選手にかかる負荷や復帰時期をふまえて作成をする事になります。一般の人のリハビリトレーニングでは比較的長期間でトレーニングを行うことができるのに対し、スポーツ選手の場合復帰時期が間近に迫っていることや数週間後の試合に出なければならないといった事があります。そのためスポーツリハビリトレーナーの仕事ではリハビリのプログラム作成はとても重要といえます。

③スポーツリハビリトレーナーの活躍場所

場所スポーツリハビリトレーナー ・スポーツリハビリトレーナーとしてはプロスポーツチームのチームトレーナーやプロスポーツ選手の専属トレーナーとして活躍をすることができます。プロスポーツチームやプロスポーツ選手の専属トレーナーとなる場合は、ケガをした場合のリハビリだけではなく 日常的な健康管理やコンディションなどについても指導をします。
この他に高校生など育成世代のコーチとして指導にあたる場合、選手にセルフコンディショニングの方法を指導するなど教育的な役割を担うケースもあります。 またスポーツリハビリテーションの仕事では解剖学や生理学の知識が必要となるため、そのため理系の科目について学習しておくことが求められます。
スポーツリハビリトレーナーとしてのキャリアは高齢者へのリハビリ、あるいは医療系資格などを保有している場合には病院のリハビリテーション科などでもスポーツリハビリトレーナーとしての知識や技術を活かすことができます。

【13】メディカルトレーナー スポーツトレーナーの種類③

①メディカルトレーナーについて

スポーツトレーナーの養成校では、f通常いくつかの学科を設けています。その中でもスポーツのケガや疾患を治療することを中心に学ぶ学課として、「メディカルトレーナートレーナー学科」などを設置しています。メディカルトレーナーになるためには医学に関する知識が必要となります。スポーツトレーナーの養成校では、治療のために必要な知識を習得します。メディカルトレーナーとして学ぶ科目は次のような科目です。
以上のような科目を学びメディカルトレーナーはスポーツ中に発生したケガに対する治療や慢性的に抱える疾患に対する治療、この他スポーツで発生するケガを未然に防ぐようケアをします。

②メディカルトレーナーの仕事

資格 仕事内容 取得年数
・特定の資格はないが医療系の資格があると有利 ・スポーツ中に発生したケガの治療
リハビリテーションの実施
・患者さんへのアドバイス
・筋力向上のトレーニング
・資格の取得にかかる年数などで異なる。
スポーツトレーナーの中でも、メディカルトレーナーは治療を通じて患者さんと直接やり取りをすることの多い仕事です。

③メディカルトレーナーの活躍場所

メディカルトレーナーは近年活躍の場所が増えている仕事といえます。理由として社会的な要因が挙げられます。
1つはスポーツ人口の増加が挙げられます。一例として趣味でランニングを始めた人が東京マラソンなどの大規模なシティマラソンの大会に参加するなどの動きが見られます。スポーツ人口が増えることにより、一般の人もこれまで以上に体のケアに気を使うようになります。このような社会的な要因もありメディカルトレーナーはスポーツジムなどを中心に活躍の機会が増えています。

【12】ストレングス・トレーナー スポーツトレーナーの種類②

①ストレングス・トレーナー

 

スポーツ選手のトレーニングの中には、競技パフォーマンスの向上をはかるために行うものがあります。 中でも選手の筋肉および筋力の向上を目的としたものを、ストレングストレーニングといいます。 またストレングストレーニングを専門的に実施するスポーツトレーナーについて、ストレングス・トレーナーと呼びます。ストレングス・トレーニングの目的としては、おおむね次のような目的があります。

 

  • スポーツのベースとなる全体的な筋力の向上。
  • パワーの向上
  • 筋肉の立ち上がり速度の向上。
  • 筋持久力の向上。
  • 骨、腱、靭帯など骨と結合組織の強化。
  • 筋肥大によって生じる筋力の増大。

 

このようにストレングス・トレーニングは筋組織だけでなく、関係する身体機能の強化も行うことが出来ます。ストレングス・トレーニングを行うことで、多くの良い効果が得られるといえます。スポーツでは筋肉の量を増やすだけでなく、筋肉のバランスや質の良さも必要となってきます。ストレングス・トレーナーは筋肉の量に質の良さ、バランスなどをスポーツ選手1人ひとりに合った状態に強化するためストレングストレーニングを実施します。ストレングス・トレーニングが特に効果的といわれる種目としては「野球」、「バスケットボール」、「ラグビー」、「相撲」などがあります。いずれも瞬間的に素早いスピードで筋肉を動かす、短い距離を速く移動することが必要となるスポーツです。このような種目では

 

②ストレングス・トレーナーに期待される役割

ストレングス・トレーナーの活躍の場は次のような場所が想定されます。
  • 大学など教育機関
  • 公共施設等の管理者・職員
  • プロスポーツチーム・実業団チーム
  • スポーツクリニック等の医療機関
  • スポーツジム・スポーツ関連企業
この他にストレングス・トレーナーの中にはプロスポーツ選手と個人で契約をし、スポーツトレーナーとして活動をする人もいます。また施設に所属するストレングス・トレーナーには一般のスポーツ愛好家へのトレーニング指導、施設の安全管理なども行います。プロスポーツ選手にトレーニング指導をする場合には、ドーピングに関する指導を行うこともあるためスポーツに関する幅広い知識を備えている必要があります。

③ストレングス・トレーナーになるには?

専門学校・短期大学・大学のスポーツトレーナーの養成校へ進学、養成校で幅広くスポーツトレーナーについて学びスポーツトレーナーの仕事に就いた後ストレングスコーチに必要な専門分野を学んでいきます。中にはストレングストレーナーの認定資格を取得し、活躍をしているスポーツトレーナーもいます。

【11】パーソナルトレーナー スポーツトレーナーの種類①

①パーソナルトレーナーについて

「パーソナルトレーナー」はスポーツトレーナーの中の1つです。 パーソナルトレーナーは相手の要望に沿って実現できるよう、トレーニングメニューを考え実施していきます。 パーソナルトレーナーの仕事のポイントとしては、トレーニングを実施するの人の特徴をふまえてトレーニング等行うことです。 トレーニング等実施するにあたっては、次のような点についても把握していくことが求められます。
  • 体質
  • 骨格
  • 生活習慣
  • 職場環境
  • 性格など

②パーソナルトレーナーに期待されること

概してパーソナルトレーナーに対する要望は他のスポーツトレーナーに比べ幅広いといえます。 パーソナルトレーナーに対する要望としては、仕事や趣味のスポーツなどだけでなく疾病後の回復を目的としたトレーニングや 美容を目的としたトレーニングなどもあります。また通常のトレーニングなどの他にもスポーツの種目に関する技術指導といったものがあります。パーソナルトレーナーはトレーニングで一般の人とも接する機会も多く、自らトレーニング内容について企画提案する能力も必要となります。

 

③パーソナルトレーナーになるには?

パーソナルトレーナーになるためには、専門学校・短期大学・大学いずれかのスポーツトレーナーの養成校へ進学する事が一般的です。こパーソナルトレーナーとは個人向けに専門化・細分化したスポーツトレーナーのため、知識や技術はスポーツトレーナーになるために学習するものになります。パーソナルトレーナーとしての仕事を行うため、スポーツトレーナー同様に医療系国家資格を取得する人が多い点も特徴です。養成校によっては入学の時点で、「パーソナルトレーナーコース」などを設置し学生募集している学校もあります。この他にパーソナルトレーナーの認定資格を取得するスポーツトレーナーもいます。

【10】スポーツトレーナーの業務

①スポーツトレーナーとしての業務

スポーツトレーナーはスポーツに関する様々な業務を担います。スポーツトレーナーは専門化が進みより細分化していく仕事という面があります。今回は専門化が進むトレーナーの仕事の中でも、比較的共通して行うことの多い仕事について取り上げたいと思います。

 

②スポーツトレーナーとして治療・トレーニングを行う

まずスポーツトレーナーに施術が求められるケースとしては次のようなものがあります。
  • ケガの治療・応急処置を行う。
  • 競技力の向上のサポートをする。
  • 筋肉疲労等の回復を行う。
  • 体力面の強化を行う。
  • リハビリテーションを支援する。
いずれもスポーツ選手が実力を発揮するためのものといえます。スポーツトレーナーが選手の要望にあわせた手技や指圧を行うことで、選手は競技の成績を伸ばすことができます。特にスポーツ選手は種目により最適な筋肉のバランスが異なってくるため、スポーツトレーナーとして活動するには種目ごとに求められる特徴など理解して施術をする必要があります。そのためスポーツトレーナーとして活動するためには、養成校で種目別の知識を学ぶ必要があります。スポーツトレーナー養成校では治療に関する知識・技術だけなく、スポーツの種目についても学ぶことになります。

③スポーツトレーナーとして安全管理・環境整備を行う

スポーツトレーナーの仕事は人を相手にする仕事のため、正しい知識と技術による治療が行われない場合治療中にケガをさせてしまうリスクがあります。スポーツトレーナーとして技術を備えている必要がある大きな理由に、選手に安全な治療・サポート・トレーニング等を提供するという役割があります。スポーツトレーナーは治療による施術やトレーニングの実施だけではなく、選手の安全管理などについても担うことがあります。公共施設に勤務するスポーツトレーナーの中には、施設管理者として環境整備をすることもあります。このようにスポーツトレーナーの養成校では治療・トレーニング等に必要な知識や技術を学ぶ以外にも、スポーツをサポートする専門職としてスポーツの専門知識や必要な安全管理・環境整備についても学びます。

【9】大学 スポーツトレーナーの養成校③

スポーツトレーナーをめざす大学進学

大学へ進学しスポーツトレーナーを目指す場合、次のようなルートが考えられます。
  • 体育学部等への進学。
  • 医療系学部への進学。
 
大学へ進学してスポーツトレーナーを目指す場合、大きく2つのルートが想定できます。 体育学部等への進学、もしくは医療系学部への進学です。どちらもスポーツトレーナーを目指すことができますが、入試方式などが異なるなど大きく違う点があることも見逃せません。

大学でスポーツトレーナーを目指す(体育学部等への進学)

大学の場合、一般的に志望する学校・学科に合わせて受験科目を選択し勉強をしていく必要があります。
体育学部の場合、国語・数学・英語などの一般的な受験科目に加え、試験当日に体育実技・運動適性などの科目で受験者の運動能力を見る学校があります。
またこの他に「競技活動歴」の提出など求める学校もあります。ここで指している競技活動歴は個人・部活動・クラブチームなどで大会に参加した成績などにあたり、実際に達成した成績を合否に加える学校から出願要件とする学校まで様々です。競技活動歴に関しては、短期間で準備ができないこともあるため注意が必要です。

大学でスポーツトレーナーを目指す(医療系学部への進学)

医療系学部への進学の場合、学校によっては「数学」および「理科」が必要となるケースがあります。 これは理由として進学後の教育に必要ということなどがあります。そのため医療系学部への進学には、入試科目について確認が必要です。

 

医療系学部からスポーツトレーナーの理由

スポーツトレーナーを目指すにあたり、医療系学部への進学が有効か?ということについてです。 日本では現在「スポーツトレーナー」と言う名称の国家資格はありません。仕事の内容を指して「スポーツトレーナー」と広く呼ばれているのです。スポーツトレーナーとして実際に仕事をしている人のほとんどが「直接人の身体に触れて施術の出来る資格」を保有し、活動をしているのです。
そのような条件を満たす資格が取得できるのは、体育学部など以外では概ね医療系学部となるためです。
現在「スポーツトレーナー」として活動をしている人の中には、先ほどの「直接人の身体に触れて施術の出来る資格」を取得した上でアスレチックトレーナーなどを取得する事例があります。

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【8】短期大学 スポーツトレーナーの養成校②

①スポーツトレーナーをめざす短大進学

短期大学でスポーツトレーナーを目指す場合、一例として次のようなルートが考えられます。
  • スポーツ・健康科学分野
  • 医療技術分野
  • 大学への編入
ここで短大でスポーツトレーナーを目指す際に気をつけたい事として、修了年数があります。短期大学は修了年数が2年の学校・学科と3年の学校・学科があります。以前紹介をしたスポーツトレーナーに関連する資格の中には修了年数3年の資格もあるため、学校資料およびパンフレットなどで確認をする必要があります。

②短期大学と大学の入試の違い

短期大学は大学と比べた場合、入試科目として「小論文」や「面接」などを取り入れている学校比較的多くあるといえます。「小論文」と「面接」は高校の科目にはないため対策が必要です。「小論文」は多くの場合、テーマを設定されて出題されます。「小論文」のテーマは学校・学科により様々ですが、志望する学部・学科で扱う学問に近いものをテーマに課す学校が多くあると考えられます。 例としてはスポーツ・健康科学分野では「スポーツ」に関わりのあるもの、医療技術分野では「医療」というテーマについての出題頻度は他のテーマに比べるとやや高いと考えられます。

③短期大学と専門学校の入試の違い

一方短期大学と大学を比べた場合、入試のしくみに違いが見られます。短期大学は専門学校と異なり「センター利用入試」にも参加をしている学校が多くあります。専門学校は学校独自でそれぞれ入試を行うのですが、短期大学は「センター利用入試」に参加することで「センター試験」の結果で試験を受けることが可能となっています。 この「センター利用入試」を受験するメリットは学校の勉強をそのまま活かすことができる、学校別での試験対策が不要、試験会場まで行かなくても良い、などがあります。 また短期大学からは所定の単位数を取得すると、大学への編入試験をすることもできます。これにより専門性をより追求したい、違う分野について学びたいという場合も対応できます。


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【7】専門学校 スポーツトレーナーの養成校①

①スポーツトレーナーの養成校について

スポーツトレーナーとして活躍するために、スポーツトレーナーが取得する資格の種類について解説をしてきました。資格取得をする理由として治療やトレーニングを行うにあたり、法律による取り決めなどがあります。 現在スポーツトレーナーになるにあたり、専門学校・短大・大学のいずれかの学校に進学をするのが一般的となっています。 しかし専門学校・短大・大学は学校の性格や授業形式なども異なる部分があり、違いをよく把握することが必要です。

②専門学校について

スポーツトレーナーの養成校として、。専門学校の特徴として、幅広い年齢層・出身学科の学生が学んでいることが挙げられます。これはAO入試や社会人入試等により受験できる学校数が多いというメリットとしても挙げられます。専門学校では他の学校区分より、教員と学生の距離が比較的近いことも挙げられます。

③専門学校と大学・短大の入試の違い

専門学校と大学・短大では傾向として、入試にもいくつか違いが見られます。専門学校の中には「時事問題」や「一般常識」という形式に近いタイプの試験を課す学校があります。これは学校の科目ではなかなか対策のしにくい試験といえます。
例として、受験年度内にあった社会の出来事について訊く形式、あるいは経済・社会・国際・科学などテーマ別に社会的に関心事の高い出来事を訊くといった形式があります。このような形式の試験については、新聞やテレビやインターネット等を使い情報を広く集めておくなど対策が必要といえます。

【6】はり師・きゅう師(鍼灸師) スポーツトレーナーに有利な資格⑤

①はり師・きゅう師(鍼灸師)について

スポーツトレーナーを目指すう上で有利になる資格をいくつか説明してきました。 その中でも今回の資格は治療の方法にとても特徴のある資格です。 今回は「はり師・きゅう師」の資格の説明をします。
まず「はり師・きゅう師」についてですが、厚生労働省の管轄の養成校は全国におよそ80校ほどあります。はり師・きゅう師の養成校の中には、単位を取得し卒業すると両方の資格を受験できる養成校もあります。またタイトルに「はり師・きゅう師(鍼灸師)」とありますが、これは別々の資格である「はり師」と「きゅう師」の資格を両方保有している人のことをいいます。養成校の学科構成ですが、はり師・きゅう師の他にあん摩マッサージ指圧師の学科が併設されている学校もあります。
「東洋療法学校協会 第4回免許取得者の進路状況・アンケート」で「はり師・きゅう師(鍼灸師)」について公表・分析がされています。このアンケートによるとはり師の97.6%がきゅう師を取得、きゅう師の99.3%がはり師を取得していることがわかります。その他「あん摩マッサージ指圧師」の73.9%がはり師を取得、73.0%がきゅう師を取得しているということもわかります。以上のことから「はり師・きゅう師」の多くが両方の資格を持ち鍼灸師として活動している、またあん摩マッサージ指圧師でも70%以上の人が「はり師・きゅう師」を取得していることがわかります。
「はり師・きゅう師」の資格の取り方について、少しつかんでもらえたかと思います。

②はり師・きゅう師(鍼灸師)の仕事について

資格 仕事内容 取得年数
はり師 ・鍼(はり)を刺入れし刺激を与え治療をする。 3年以上(はり師養成校を修了)。

 

資格 仕事内容 取得年数
きゅう師 ・灸(きゅう)を皮膚上で燃焼させ治療を行う。 3年以上(きゅう師養成校を修了)。


はり師・きゅう師はこれまでに説明した「柔道整復師」、「あん摩マッサージ指圧師」、「理学療法士」とやや治療法が異なります。これまで説明した資格はいずれも医療系資格の保有者が直接患者さんの身体に治療するにあたり直接力を加えたり、動かしたりする施術を行うものでした。一方「はり師・きゅう師(鍼灸師)」は身体の中でも「つぼ」と呼ばれる特定の部位に刺激を加えて、治療を行います。
スポーツ選手の中には慢性的なケガや疾患に悩まされている選手も多くいます。そういった選手にとっては体への負担が少なく、取り入れやすい治療法となっています。はり師・きゅう師(鍼灸師)の資格を持っていることで、スポーツトレーナーとしてはり治療・きゅう治療を施術することができます。

③はり師・きゅう師(鍼灸師)のスキルを活かす!

はり師・きゅう師(鍼灸師)の資格を保有していると、鍼灸の治療院を開業することができます。この他に病院勤務をするはり師・きゅう師がいます。はり師・きゅう師(鍼灸師)は東洋医学の観点から神経などについて知識を持っているため、投薬や手術などによらない治療法をスポーツトレーナーとして提供できます。
また患者さんが患部などを動かす必要がなく治療できます。そして鍼灸治療は運動器官系の疾患に効果があるため、スポーツトレーナーとしてもスキルを十分に活かすことができます。

 

【5】理学療法士 スポーツトレーナーに有利な資格④

理学療法士について

理学療法士はケガや障がいのある人、もしくはそのおそれがある人に対して基本動作の機能回復や悪化の予防を目的として 運動療法や物理療法といった処置を施し、日常生活が送れるよう支援をするリハビリテーションの専門職です。
リハビリテーションの専門職とスポーツトレーナーは、分野が医療とスポーツで異なる分野のように思うかもしれません。
しかし理学療法士の資格を持ち、スポーツトレーナーとして活躍をしている方は大勢います。これはスポーツトレーナーに求められる能力と理学療法士のスキルが合致している点が多いためです。その点について解説をしていきたいと思います。

理学療法士のスキルを活かす!

理学療法士はスポーツトレーナーに適した資格といえるかと思います。スポーツトレーナーには様々なタイプ・役割があります。
選手の身体能力の強化をめざす、選手のケガからの回復を支援する、選手の疲労回復をする、コンディショニングを整えるなどスポーツトレーナーに 求められる役割は多岐にわたります。

 

資格仕事取得年数
理学療法士 「運動療法」や「物理療法」といった治療で身体機能の回復などをする。 3年以上(理学療法士養成校を修了)

理学療法士の仕事

理学療法士は身体の機能回復を行うことができる資格のため、リハビリテーションでは選手のケガの状態管理・治療、リハビリテーションの計画作成・管理などを行います。ケガの治療には運動療法と物理療法、動作訓練などを組み合わせて行います。物理療法とは電気療法、温熱療法、水治療など物理的な方法で行う治療法です。理学療法士を保有しているスポーツトレーナーは主にメディカルトレーナーとして、チームや選手の健康維持やケガからのリハビリなどを担う役割を期待されているといえます。

【4】アスレティックトレーナー(AT) スポーツトレーナーに有利な資格③

アスレティックトレーナーの資格について

今回はアスレティックトレーナーの解説です。スポーツトレーナーの中には資格を保有し活躍している方もいますが、あまり一般的にはなじみがない資格かもしれませんが、プロのチームでは専属のアスレティックトレーナーが在籍していたり選手へのケアを行っています。アスレティックトレーナーは日本では国家資格ではなく認定資格となっています。そのため法律等の規制はありません。アスレティックトレーナーを認定する団体として日本体育協会ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会があります。

 

アスレティックトレーナーの役割

アスレティックトレーナーはスポーツの現場において選手が怪我をした際の怪我の応急処置および救急車の到着までの処置、リハビリテーション、コンディショニング、アスレティックトレーニングなどを担います。アスレティックトレーニングは、内容としてはスポーツ選手に特化したトレーニングとなっています。アスレティックトレーニングはスポーツ選手のパフォーマンスを最大限高めることを目的としているため、選手の健康管理やスポーツに関わる設備・環境の確認および整備を行います。

アスレティックトレーナーの仕事

アスレティックトレーナーは他の資格と併せて取得することの多い資格です。アスレティックトレーナーですが「アスレティック」という事からわかるように、スポーツに特化した資格といえます。トレーニングやリハビリテーションも通常のリハビリテーションと異なりスポーツ選手として高いパフォーマンスを出せる状態にする、という事をめざして行います。

④トータルでスポーツ選手をサポートする!

スポーツ選手にとってコンディショニングは日々行う作業といえます。スポーツは準備段階でケガの発生率が大きく左右するため、アスレティックトレーナーがコンディショニングを理解していることで選手は安心してパフォーマンスを発揮できます。 このようにアスレティックトレーナーの仕事は単にトレーニングをする、リハビリテーションを行うのではなくコンディショニングからトータルにスポーツ選手をサポートするということが仕事であるといえます。

【3】あん摩マッサージ指圧師 スポーツトレーナーに有利な資格②

あん摩マッサージ指圧師の資格について

スポーツトレーナーを目指す際に保有していると有利な資格がいくつかあります。今回は「あん摩マッサージ指圧師」の資格を解説します。あん摩マッサージ指圧師の資格は 保有していると指圧療法を行うことができます。あん摩マッサージ指圧師の指圧療法は叩いたり揉んだりではなく掌で圧を加えていくという施術です。 あん摩マッサージ指圧師の指圧には、疲労回復をはじめ様々な効果があります。

 

資格スポーツトレーナーとしての仕事取得年数
あん摩マッサージ指圧師 ・指圧療法による治療 3年以上(あん摩マッサージ指圧師養成校を修了)。

 

<あん摩マッサージ指圧師の資格を活かす!>

あん摩マッサージ指圧師の大きな特徴は国家資格のため治療を目的として施術することができるということがあります。あん摩マッサージ師の指圧にはいくつかの要件を備えていることが必要ながら、保険の適用対象となっています。

あん摩マッサージ指圧師の活躍の場は個人で開業をする、病院関係である整形外科やリハビリ科への勤務、介護支援専門員(ケアマネージャー)として福祉施設への勤務、そしてスポーツトレーナーや舞台やステージで歌手や俳優のケアをするトレーナーとしての活躍などの場があります。

あん摩マッサージ指圧師の仕事

あん摩マッサージ指圧師の仕事は指圧や手技による治療が主な仕事です。あん摩マッサージ指圧師の指圧・マッサージには、筋肉の「こり」や蓄積された疲労を取り除く効果があります。あん摩マッサージ指圧師による治療は血行の流れを良くする、消化不良やリンパ・循環系の循環を促すなどの効果があります。血行の流れが良くなることで新陳代謝も活発になるといった効果もあるため、スポーツの際にも高いパフォーマンスを発揮しやすくなります。また蓄積された疲労を取り除くことで、肉離れなどのケガを発生しにくくさせることもできます。
このような理由もあり、あんまマッサージ指圧師はスポーツトレーナーとして活躍できる資格であるといえます。

【2】柔道整復師 スポーツトレーナーに有利な資格①

柔道整復師の資格について

スポーツトレーナーをめざすにはスポーツトレーナーの養成校への進学が一般的といえます。進学先の学校では、スポーツトレーナーに必要な知識や技術を習得していくことになります。様々な資格からスポーツトレーナーはめざすことができます。今回はその中でも柔道整復師の資格の解説です。

 

資格スポーツトレーナーとしての仕事取得年数
柔道整復師 ・脱臼の治療。
・スポーツ中に発生したねん挫の処置。
・スポーツ中に発生した肉離れの治療など。
・磨り減った軟骨などの治療。
3年以上(柔道整復師養成校を修了)。


スポーツトレーナーになるのに柔道整復師があると良い理由は以下の理由です。

  • 打撲・捻挫・骨折などの治療を行うことができる。
  • 運動学などスポーツに関する専門知識を学んでいる。
  • 投薬治療や外科手術によらない治療が可能。
  • 施術後のリハビリまでケアが可能。

 

柔道整復師の学校の選びかた

柔道整復師の資格は専門学校のスポーツトレーナー科や柔道整復学科、あるいは大学や短期大学の体育学科や医療技術系の学科へ進学することで取得できます。スポーツトレーナー養成校を選ぶ際には、専門学校・短期大学・大学から自分に合った学校を選ぶと良いでしょう。
学校の選び方としては様々なポイントがあると思います。その中でも学校のカリキュラム、学校の設備、学費、国家試験の合格率、OBの進路、実習が必要な場合は実習先の有無などが特にポイントになるといえます。これらの情報はパンフレットや進学情報サイトなどで公表されているため、いくつかの学校で比較をすることで学校ごとの特色がより詳しくわかると思います。

 

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【1】スポーツトレーナーを目指せる学校選び

①スポーツの仕事について

普段私たちはスポーツを実際に行う、あるいはプロの試合を観戦するなどしてスポーツを楽しんでいます。しかし時には観戦していた試合で選手がケガをする、私たちがスポーツ中にケガをするという場面に出くわすことがあります。またスポーツを行うときに体調が良く準備をきちんとしてもケガをしてしまうこともあり、スポーツとケガは切っても切れない関係といえます。 ここでスポーツで選手がケガをした際に治療などの対応をする職業として、「スポーツトレーナー」という職業があります。 このコンテンツではスポーツトレーナーに興味がある、スポーツ分野へ進学を考えている高校生に向けてわかりやすく紹介をしていきます。

②スポーツトレーナーの学校情報を集める

スポーツトレーナーの仕事はスポーツをする人に接する仕事です。スポーツトレーナーを目指すにあたっては、スポーツに関する勉強が必要となります。そのためスポーツトレーナーを目指すにあたっては必要な知識・技術の習得のために学校への進学が一般的といえます。

進学先の学校ですがスポーツトレーナーに必要な知識や技術を学べるのは専門学校・短期大学・大学のいずかで、かつスポーツや医療技術について専門的に学べる学校となります。同じスポーツトレーナーを目指せる学校でも、カリキュラムには学校ごとの特色があります。進学先の学校を選ぶ場合には、気になった学校のパンフレットなど取り寄せてみると良いと思います。

ここでまず重要なのはスポーツトレーナーを目指せる学校の情報収集です。

様々な方法で学校の情報を集めることができますが、中でもおススメは進学情報サイトでの情報収集です。

進学情報サイトを使うと良い理由として、一度に多くの学校を知ることが出来て効率よく自分の興味のある分野・学校について知ることができるという点があります。

進学情報サイトはパソコンやスマートフォンから、手軽に学校の情報について閲覧をすることができます。またこのような進学情報サイトでは学校のパンフレットを取り寄せることができます。

学校が作成したパンフレットには、その学校を詳しく知ることができる情報が掲載されています。パンフレットには進学先の学校でどのような資格が取れるか?なども説明があります。パンフレットを読んでスポーツ分野の仕事に興味を持ったら、オープンキャンパスや体験授業にも参加してみましょう!

スポーツトレーナーについて詳しく知りたい方はまず進学情報サイトをチェックしてみましょう!